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5.05

『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』

見た後に知ったけど、監督は『バッド・ティーチャー』や『SEXテープ』のジェイク・カスダンだったのね、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』。いつものお色気は封印しつつも、子どもが見るには大変良く出来た映画でございました。
前作の『ジュマンジ』はうろ覚えだけど、確かボードゲームの世界が現実になるって話だったっけか。それに対し今回は、落ちこぼれの高校生4人組がコンピューターゲームの中に入り込んでしまい、しかも本人とは全然違うゲーム内キャラになって、その世界をクリアしなきゃいけないという冒険物語。
ひょろひょろのオタクくんがドウェイン・ジョンソンになったり、自撮り命の女子高生がジャック・ブラックになったりしながら、本当の姿じゃなくなってからの方が本人たちらしさが出てきて、お互いの団結も強くなっていく過程になんともほっこり。地味男と地味女が惹かれ合う描写も、お互いが無理に変わるとかじゃなく、あくまで自然で、爽やか。
女子高生を消費の対象としか考えてないような日本において、このジャック・ブラックは贅沢ってなもんだし、最近のドウェインさまは自分のマッチョさに対して正確な批評性を持っていて安心して見れるし、いいんじゃないでしょうか。