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5.23

『ピーターラビット』

『狐狼の血』より本気(マジ)の殺(や)り合いがここにあった、ウィル・グラック監督『ピーターラビット』。原作は読んだことないんですけど、よくこんな映画に版権元と高級デパートハロッズが撮影許可出したなと感動しました。これを見て「ウサちゃん飼いたい!」とは、思わないかな…。
フロリダの悪ガキなんて比べものにならないくらいに邪悪なウサギたちがとにかく最高で、冒頭から隣のじいさんが心臓発作で死んだことに狂喜乱舞の大パーティー。その後も新しい隣人との死闘は、監督が『プライベート・ライアン』を参考にしたというのも納得の戦い。街で仕事をしてる人間が基本的に女性ってのも、よかった。
CGってのももちろんあるだろうけど、『パディントン』同様、動物とアクションもしくはミュージカルの相性の良さって幸福ね。ものすごいテンポの良さで、95分。素晴らしかったです。お気に入りキャラはニワトリ。『アニー』からのローズ・バーン(タメ)も可愛かった。
平日午後の客少な目の劇場で、途中まで誰よりもでかい声で笑ってたのに、クレジットでは感動して鼻をすすって泣いてた私は周りの人に相当不安定なやつと思われただろうけど、気にしない。吹き替え版はいつ行こうかしらん。