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6.07

『犬ヶ島』

犬好きストップモーションアニメ好き、なのでウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』も当然大好き。でも字幕も映像も情報量多すぎてそれを追いかけるのでいっぱいいっぱいになってしまったので、改めて吹き替え版も今度見に行く。
今から20年後の日本、メガ崎市ではドッグ病が蔓延し、小林市長はすべての犬をゴミ島当然の犬ヶ島に追放すると宣言、数ヶ月後そこに自分の大切な犬を探しに来た少年アタリと犬たちの冒険…、という物語ももちろん感動的なんだけれど、ほとんどゾンビと化した犬たちのなんとも言えない表情を見てるだけで泣ける可愛さ。当然それだけじゃないけれど(声優はスカヨハ以外全然わからなかった…)。メイキングを見て、マジあのパペット職人たちリスペクト。でも浮世絵の犬も最高やったなあ。喧嘩シーンの天丼もよかったなあ。と思い出してはジンとする。
日本が舞台ということで、クロサワ映画に明るくない私ですが、ニッポンの社会問題とかそういうこと考えたいなら『万引き家族』よりこっち見た方がいいんじゃないでしょうかね。めっちゃ勝手な憶測ですけど。
しかし犬映画の定番として、どうしても猫が敵認定されてしまうのと、ウェス監督の描く女性像はいつもちょっと単純過ぎないか(オタクっぽいというか….、オタクなんだろうけど…)ってのが若干気にはなったりしたり。