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6.27

『ワンダー 君は太陽』

予告を見てとりあえず泣ける難病ものと思っていたら全然違った、スティーヴン・チョボスキー監督『ワンダー 君は太陽』。
10歳の少年が遺伝子疾患による顔の変形を抱えながら勇気を出して学校に通うことを決意する、という物語、日本で作れば絶対に大袈裟な音楽とともにスローモーションを多用した感動ポルノになりそうな話を、主人公オギーの苦悩はもちろんだけど、そばで見ているお姉ちゃんの苦しみ、その友だち、いじめっ子にまで目が向けられ、結果オギーが太陽だけれど月も星もキレイだよとそっと教えてくれる、優しい映画でございました。
オギー演じるジェイコブくんの演技力にはアメリカの子役やっぱすげえとしか言えないんだけど、お姉ちゃん役の女の子(マギー・ギレンホール似)と友だちのジャックが好み過ぎた。
お父さん役のオーェン・ウィルソン、大好きだけど微妙な存在感やな…と思っていたが、デイジーが死んじゃうシーンがとても良かったので嬉しかったです。私も男性の靴を見て人となりを判断する癖があるので、これからはスニーカーでも有りにしようと思いました。