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7.03

『30年後の同窓会』

いつの間にか始まっていつの間にか終わりすぎやろとプリプリしながらなんとか最終日に間に合った、リチャード・リンクレーター監督『30年後の同窓会』。確かに大変地味ではあるけれど、素晴らしい映画でございました。
かつてのベトナム戦争の戦友たちが、息子のイラク戦争での死をきっかけに再会し、遺体を運ぶロードムービー。おおリンクレーターがド直球に老いを扱うのかあとしみじみしたうえ、ここまで戦争についての映画だとも予想外で、新鮮な感動もあったし、相変わらずリチャードさんほんまええ人〜という感動もあったし。あのウォルターがちょいワルな感じで元気な姿も見れて感動。
存在しない息子をめぐって、存在したかもしれない時間と、存在するかもしれない時間、おっさんたちの過去と未来にじんわり。音楽に疎すぎる私は最後に流れる曲を「ええ歌〜」と感動してたら、普通にボブ・ディランだったですね…。