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7.20

『パンク侍、斬られて候』

暑いですね。
あんまり期待せずに石井岳龍監督『パンク侍、斬られて候』を見たんですけど、これが結構面白かったです。町田康の原作小説は未読(『エンドレスワルツ』大好きだったのに本人出演には気付けなかった!)。
はちゃめちゃに人を食ったようなアクション時代劇、目を離すとスピリチュアルな方向に行っちゃうような監督のセンシティブ過ぎるパンク精神が、ふざけることに真面目な宮藤官九郎の脚本と相性が良かったのかしら、バランス良くかっこよく、面白い映画だった。東映さんは『孤狼の血』なんかより絶対こっちに社運賭けた方がよかったでしょ。
秋風先生はイマイチようわからんけど、このトヨエツにはマジで爆笑した。東出くんの正論殿も永瀬のお猿さんもも笑えたけど、浅野たーくんは最早笑っていいのかわからなかった。そんな中でめっちゃ頑張ってた綾野剛はしかしあんまり印象に残ってないのであった…。こんな映画に出演した北川景子クンは立派だ。