7.24
ホン・サンス×4
暑いですね再び。
こんな気温の中朦朧とした意識で4本立て続けに見たからかいつもより一層タイトルと内容がごっちゃになってるホン・サンス監督『それから』(17年)『夜の浜辺でひとり』(17年)『正しい日、間違えた日』(15年)『クレアのカメラ』(17年)。そしていつも通り、酒と女にだらしのない中年知識人=モテる男と若くて綺麗な女がああだこうだ言い合ってるだけだったような気もするが、やっぱりううう面白いと今回もコロッといったのであった。全編にわたって恋人を「美人」として登場させて、実際超絶美人に映す監督自身にも惚れ直した。
もちろん全部ちゃんと違ってそれぞれの面白さがあったけど、個人的には主人公が映画監督でなく、ラストが反復や並行世界じゃなくただの物忘れという衝撃の展開だった『それから』が一番好きやったかな(主人公と愛人を一度もキスさせないのがずるい)。
そして4本続けて見ながら気づいたけど、私にとってホン監督作品はリアルタイムで感情が追いついていく映画かもしれない。かも。