9.24
アルドリッチまとめ
途中からの参戦だったりうっかりスケジュール確認ミスだったり(『枯葉』の日にちを勘違いしていた…)寝坊したりヴェーラさんでのチケットもゲットできなかったりで結局数本しか見れなかったぴあフィルムフェスティバルでの「女も男もカッコいい!今こそアルドリッチ」ですが、そんな中でも(見た順)ロバート・アルドリッチ監督『攻撃』(56年)を見て戦争って恐ろしい…私ならこの上司なんの罪悪感もなくさっさと殺す…と思ったり、『クワイヤボーイズ』(77年)を見て現在のPC的にはアウト過ぎる笑いがあるものの男たちの割れんばかりの笑い声に涙したり、『ビッグ・リーガー』(53年)を見てベースボールって18歳って素敵ね…とうっとりしたり、『悪徳』(55年)を見てほぼ密室だけで展開されるサスペンスフルな展開にハリウッドって恐ろしい…と震えながら言葉をなくすほど感動したり、『特攻大作戦』(67年)を見てハチャメチャ過ぎる極秘任務を結構適当にこなす様にニコニコしたりしました。
一応自称スクリーン主義として20年以上やってきたもんで、これまでアルドリッチを見る機会がほとんどなく、今回は全て初見だったんですが(ごめんなさい)、これまで勝手にアルドリットといえばマッチョだけれど見た後はスッキリできる勧善懲悪な世界を勝手に想像していたけれど、実際にはそんなことなくて、最高に面白いだけどもやもやと暗い影も残るような、大人の映画だったのですね。後期の作品も是非まとめて見てみたいです。
しかし久しぶりに集中的に国立映画アーカイブに通ったけど、相も変わらずほんまにおっさんばっっかりなのね…。