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10.13

『クワイエット・プレイス』

期待してたからかがっかり感が強かった、ジョン・クラシンスキー監督『クワイエット・プレイス』。似たような話だと全然『ドント・ブリーズ』の方が好きかな。
音を立てたら襲ってくる謎の生物によって荒廃した地球に、息を潜めて生き延びた一組の家族…、ってその設定がまずちょっと無理あり過ぎじゃね?足音とかガラスが割れた音とか鳥の鳴き声とか、結構フツーに音鳴ってたし、そんな時に妊娠するとかもうちょっと考えろよ、って思ってしまった。
『ドント・ブリーズ』は敵がマジキチのヤバいおっさんで、そいつからいかに逃げ切るかって話が相手の行動の読めなさと音を立てたら気付かれるドキドキ感と(そしてその救われなさ)で面白かったけど、この映画の場合、音さえ立てなければ特に害のない戦い甲斐のない相手で、なんやかんや言いながら映画のいく先は父の愛と母の強さ的な感動物語(しかも監督が父親役で妻が母親役ってのもだいぶキモい…)ってのが、なんだかなあ。と思っていたところにクレジットを見て製作がマイケル・ベイと知って、妙に納得…。