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10.17

『オペレーション:レッド・シー』

なんかノリで見に行った、ダンテ・ラム監督『オペレーション:レッド・シー』。143分鑑賞した結果、中国の陸海空軍の大PR映画だった、んだけど、幾つか考えさせられることがなくもなかった。
バカでかい船で海賊と戦ってた中国海軍の先鋭部隊がいつの間にか地上でテロリストと200人対15人という過酷な戦いを遂行することに…。
一応架空の国になってるけどどう見てもイスラム国のISISらしきテロリスト=悪と中国軍隊=善、という揺るぎない自信のもと自国民を救出するという目的に何の疑いもなく突っ走っていく様は、一昔前のアメリカ映画(ブッシュ政権下のような)を見てるような、これ今までなら絶対にアメリがやってたことを今は中国がやる時代なのかあ、と。一応女性隊員もいるけど、中途半端な恋愛要素も入り込まず、家族愛も皆無に、ひたすら任務を遂行するのみ。中国で大ヒットしたらしいけど、確かに中国人が見たら嬉しいだろうなこんな映画。
と、半ば呆れながらも、とにかくすべてがド派手で、大爆破の連続!砂漠で戦車のカーチェイス!と景気のよろしいこと。戦闘シーンの迫力も貧乏くさくなく、見てて気持ち良かった。あと40分切ってくれたらもっと褒めた。
戦争映画で兵器としてドローンが使われるのを初めて見て、おお、と思った。