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10.20

『スモールフット』

チャニング・テイタムが好きなんですよ。だから彼が主演の声優を務めるキャリー・カークパトリック監督『スモールフット』を見に行ったらこれがかなりの良品で、なんで全然宣伝されてないのか不思議。
山頂に存在するイエティと呼ばれる雪男=ビッグフットの町で仲間たちと平和に暮らすミーゴ。山の下には何も存在せず、人間=スモールフットの存在はあくまで都市伝説として言い伝えられている。しかしひょんなことから人間と遭遇してしまったミーゴはその存在を証明するため奮闘するというお話。
96分の愉快で楽しいアニメながら、自明のものを疑う知の力と無知の罪、歴史修正はダメ、絶対。というメッセイージがひしひしと伝わり、でも敵とか味方とかで世界は分断できるもんでもないという優しさにアラフォーはまたじんわり涙してしまったよ。ギャグももちろんめっちゃ冴えてた。
セリフだけじゃなくテイタムの歌声(美声!)も聴けるし、アニメーションの躍動感もワクワク心躍るし、これは劇場でやってるうちに見とくのがオススメ(ストーンキーパー役の声優めっちゃラップ上手いなと思ったらコモンでしたね…)。
見ながらこの、主人公がめっちゃいい奴だけどバカ、という設定は『LEGO(R)ムービー』からの傾向かと考えていたら、思いっきりスタッフ被ってた。そりゃ面白いはずです。