11.20
『第三世代』
そういえば最終日に駆け込んでライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『第三世代』(79年)を見たのだった。
普段(のファスビンダー映画)にも増してわけわからん度がかなり高く、何が行われてるのかほぼ理解せぬまま過ぎていった109分だけど、私なりにざっくりまとめると、ずっこけテロリストたちの誘拐計画☆みたいな話でしょうか。そんな便所の落書き。
こないだ見たやつ(『13回の〜』)ほどの悲惨さはないものの、真面目なんだかふざけてんだかな態度でテロろうとする若者たちは十分に怖かったし、相変わらず女の扱いはキツかった。一緒に寝ることを断ったくらいで男に「プチブル根性か!」と罵られ押し倒されるとか、辛い。あと、お母さんの謎の存在感が最後まで謎だった。
しかしよくわからないからと言ってつまらなかったわけではまったくなく、やっぱり不思議な映画であった。