BLOG

11.22

『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』

やっと見れた、フレデリック・ワイズマン監督『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』がもちろん大層面白かった。記念すべき監督40作目だそうで。
ニューヨークはクイーンズ区にある167もの言語が話される多様な町ジャクソンハイツのドキュメンタリー。「私の知ってるNY(=SATC的な)とちゃう…」と思いながらも、ヒスパニック、LGBT、黒人白人アジア人が淡々と入り乱れる風景。ここではもはやマイノリティがマジョリティ状態なのはこの地域だから当然なのか、映画がちょっとそっちに寄っていってるのか。
久しぶりの3時間越えなので寝てしまうかなーと思ったけど無事完走できたのは、ワイズマンあるあるな延々と続く不毛なやりとり系シーンがなかったからか(それが面白くもあるんだけど)。
町に並ぶ 細々としたお店のテントや店先に並ぶ野菜や果物、あちこちにあるレインボーフラッグ、住人たちの服装なんかがやたらと鮮やかにカラフルで、そこで語られている悲惨な現状とのアンバランスさがなんとも(でもどんな人種のどんな年代の女性もそれぞれにオシャレで、そういうことだよなと思ったりもした)。
しかしあのタクシー運転手講師の教える東西南北はいかがなものかと思う。