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11.29

『アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト』

来年には劇場公開が決まったらしいけど、ジャ・ジャンクー監督『アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト』を見たのだった。
2001年から2018年の中国を生きるチャン・タオ(監督と結婚したのね)の人生の断片。01年にはチンピラヤクザの姐さんが、恋人のために刑務所に入り、出所し、いろいろなことに巻き込まれながらなんとか再会した恋人にはあっさり別の女が出来ており、それでも生きるしかない。。
映画自体はドラマチックになりそうな瞬間に寸止めされる、その繰り返しで、決してスッキリするような終わり方でもないけれど(ってか何あの音楽…)、これまでの監督作はもっとチャン・タオがキマる熱い瞬間があったように思うが、今回はそういうのがなくなってて、それでもチャン・タオはかっこよくて美しくて、すごいなあと。それにしても登場する男どもがことごとくダメンズ過ぎて笑った。
見た後だとなるほどと思えるタイトルだけど、公開の時にはどんなになるのかしらん。