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12.13

『ボヘミアン・ラプソティ』

満を持して、IMAXにてブライアン・シンガー監督『ボヘミアン・ラプソティ』を見たでよ。
ロック調の20世紀フォックスからテンションが上がり、大量の猫ちゃんに大いに興奮し、ラストのライブエイドでギャン泣きする、という、非常に正しいにわかファンとして満喫させてもらいました。
十代の頃からクイーンの音楽は大好きだった(合唱少女だったもので)けれど、世代というわけではなく、メンバー個人のことやバンド自体の歴史などはまったく知らず、なので、今回の映画が史実と違うとご立腹の方々の気持ちはイマイチわからないのだけれど、でも、この作品が異様にエモいことは確かだと思うので、それはそれでいいないのじゃないの派。
役者の完コピ度の凄さも実はあんまりよくわかってないんだけど、とにかく、ブライアンがめっちゃええ奴ってのはわかった。
バンド映画にありがちなバンド内部での仲間割れや、クスリや女で堕落していくなどの展開がほとんどなく、ただただ「フレディ・マーキュリーの才能と孤独」という切ないドラマ一本でやってくれたのが良かったです。終わり方も潔くて好きでした。