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2.01

『クリード 炎の宿敵』

まあまあ楽しみにしてたスティーブン・ケープル・Jr.監督『クリード 炎の宿敵』が、びっくりするくらい退屈だったんですけど。
一応『ロッキー』シリーズは全部見てるから今回の「宿敵」の意味もわかってるはずやけど(その中でも『〜炎の友情』はつまんない方だとは思うけど…)、運命のライバル相手にこれはさすがに残念。
ロッキーからの父と息子と擬似親子とその子どもの誕生つまりは脈々と受け継がれていく歴史…、みたいな物語を語りたいのはわかるけど、それが全っ然映画としてエモくない。ただ一方的に語られてるだけとしか感じられず、だから主人公のクリードくんがピュア過ぎてただのバカにしか見えない。
っていうかクリードよりもライバルのヴィクターくんが、父親に人生を縛られ母親にはとことん見捨てられクリードとも試合の敵以上の関係になることもなく、マジで救いようもなく可哀想で、リング上の彼の最後の姿に涙してしまった。もうちょっとなんとかならんかったんかね。
あとそれと、生まれた娘の耳が聞こえないかも問題はどうなったんだ?ってか、耳が聞こえないかも…ってあんなに落ち込むのは妻に失礼過ぎないか??(そういうところがバカ過ぎてイヤだった)
『ロッキー』って何気にこんなにカネになるコンテンツだったのね〜と感心したときもあったけど、いい加減終わる時かと思います。