2.07
『蜘蛛の巣を払う女』
大好きだった前作からいつのまにか監督も主演女優も変わってもうてるけど一応ドラゴン・タトゥーの続編ということなので、フェデ・アルバレス監督『蜘蛛の巣を払う女』を見てみた。
好きというわりに前作の詳細は忘れつつありつつも、普通の娯楽映画としては特に不満なく楽しめた、が、今回の敵が「国家」とか「世界中の核」を巡る話になっちゃって、それだと別にタトゥー姐さんじゃなくてもよくないか?と思ってしまったのと、やっぱり映画全体に漂う中二病ギリギリの変態感が物足りなかったのは仕方ないか。北欧の、見てるだけで震えそうな寒さの中えらい薄着で凍った湖の上をバイクで飛ばすタトゥー姐さんクレア・フォイは頑張ってたけど、あのルーニー・マーラを思い出すとやっぱり物足りず。新生ミカエル役のスヴェリル・グドナソンは個人的な最近の推しだったので(『ボルグ/マッケンロー』見てね)嬉しかった。
しかし、ハッカーという響きは永遠の憧れであることは確かだが、こんなにスマホひとつで世界って動かせるの?!ってくらい、スマホの万能感がすごい映画であった。そして、相変わらず姐さんは超乙女であった。