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2.22

『アクアマン』

いやもちろん『ソウ』の監督に本気で何かを期待してたわけじゃないけど、さすがにこれには苦笑いだったジェームズ・ワン監督『アクアマン』。ってか最近の映画どれもこれも長過ぎないか。
流行りのヒーローたちがどいつもこいつも闇を抱えてダーク過ぎる昨今の流れに、とことん底抜けに明るく影のないアクアマンをぶっ込みたくなる気持ちはわからなくもないが、中二を通り越してもはや小学5年生レベルの感覚にはついていけない…。ブラックマンタのビジュアル含め(さすがに隣のギャルも爆笑してた)、仮面ライダー見てる感覚に近かった。ヒーローの苦悩を面白おかしくいじるのは『LEGO®ムービー』がもうやってくれてると思うぞ。
海中シーンは、まあCGってすごいねえとか揺れる髪の毛はどうやってるんやろうとか思うところもあったけど、砂漠からのイタリアロケは、どこまで笑いを狙ってんのか本気なのかマジでわからんかったし、あんなに手にするのが難しいと散々煽った矛らをゲットする流れがあっけなさ過ぎてずっこけた。ってかまず舞台が海の中なわりに人間しか出てこないのがどうなのよ。アクアマンのピンチをお魚さんたちが助けてくれるとかじゃないの。
ニコール姐さんとウィレム兄さん、監督に何か弱みでも握られてるのかな…と無駄に心配になった。なんか、見てはいけないものを見てしまった感。
アンバー・ハードのリアルアリエル感は確かに激マブだったけど、マッチョなヒーローにグラマラスなヒロイン、敵の海賊は全員黒人とか、大丈夫なのこれ??