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3.10

『アリータ:バトル・エンジェル』

なんの興味もないけどなんとなくロバート・ロドリゲス監督『アリータ:バトル・エンジェル』を見てみた。
海外でもえらい人気らしい原作漫画のことは全然知らないんだけど、だから言うけど、さすがに映画が漫画っぽ過ぎて、だいぶどうでもよかった。最近のアメリカ映画あるある、マンガの映画化のマンガ化。
CGで作られた街やキャラクターがすげえってのはわかるけど、主人公が苦悩したり壁にぶち当たったりするわけでもなく、人間関係が複雑なわけでもないのに、なんでこんなにダラダラ長いんだ?むしろ、アンドロイドが何の疑いもなく人間と恋に落ちることに「あ、そこは特に問題ではないのね…」と肩透かし。監督はただ派手なアクションが撮れれば、他のことにたいして興味なかったのかもだけど。
こんな世界でなぜアリータちゃんだけが頑なにフルCGなのか、見てる間に人間っぽく思えてくるにしてもアニメ嫌いにはイマイチ意味不明。途中、顔と胴体だけの奇形みたいになっても戦い続けるところで「確かにこれを人間の顔でやるとさすがにグロ過ぎるからか」と思ったけど、そのあと普通に人間の彼氏も同じようになってたし、なんなんでしょう。
おっさんドクターが美少女アンドロイドを作るってキモさに対しても、「決めるのは私」って決めセリフだけじゃまだまだ弱いと感じた。ボディの造形とか、オタクっぽ過ぎてイヤ。博士とロボットの描写は、「Dr.スランプ アラレちゃん」を読んで出直して欲しい。