4.08
『LEGO(R)ムービー2』
わたしゃレゴの映画シリーズが好きでねえ、見る前からサイコーってことはわかってたけど実際には想像以上にサイコー過ぎたマイク・ミッチェル監督『LEGO(R)ムービー2』。
大傑作だった前作から5年後、ブロックシティは荒れ果て、ボロボロシティと化していた…。相変わらずフツーで陽気な”選ばれしもの”主人公エメットは敵(?)にさらわれた恋人と仲間たちを救うため勇気を出してひとりで宇宙に乗り込んでいく…。
前作で衝撃のオチだった現実世界とレゴワールドの関係を今回は冒頭から大胆に取り込みつつ、変わっていくものと変わらないこと、すべてはサイコー!じゃないけど絶望することはないちょっとずつ良くすればいいというというメッセージ、受け容れることと仲間と連帯、タイムトラベルにパラレルワールド、壊れては組み立て直すというレゴの原点もアクションとして楽しませる、もうほんとにサイコーなんですよ。
マッドマックスやダイ・ハードなんかのパロディが笑えるものの決して冷笑にならない品の良さ(しかしあのブルース・ウィリスが本人とは!)音楽のセンスの良さ、エンドクレジットがまたサイコー。
今回は製作のフィル・ロード&クリストファー・ミラー、まだ40代前半の彼らみたいなのを本当に天才って言うんだなと心底感動感激、その事実にちょっと涙しました。今回は字幕で見たけど吹き替えも行くかな(まさかとは思うけど今までレゴ映画を未見の方は今作を入る前に一応『LEGO (R)ムービー』『レゴバットマン ザ・ムービー』は見といた方がいい)。