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5.16

『多十郎殉愛記』

どことなくお上品なザギンのおじーちゃんたちと一緒に、中島貞夫監督最新作『多十郎殉愛記』を見ました。あんなに大きなスクリーンとは思ってなくて、すごい贅沢した気分。
映画自体も、私なんかですら「あああ、こういう時代劇が令和の時代にまた見れるなんて…」とうっとりしてしまう豊かさで、チャンチャンバラバラ長屋や林を駆け抜ける男たちの姿に惚れ惚れしました。どんなこだわりがあるのかはわからないけど、ほとんど血が見えないのもこれはこれで良き。
以前から、顔が美し過ぎて現代劇はなかなか難しいんじゃないかと思っていた高良健吾くん、やっぱり時代劇の方が合ってるなと感じたし、いつのまにかすっかり色っぽい大人の男になってて、殺陣もかっこ良くて、感心した。多部ちゃんも安心の上手さ、しかし知ってる役者はほぼこの二人のみで、あとは寺島進とテイ龍進さん(二日前に知ったけど…)くらいか。別に日本でもアイドルやスターが出てなくても面白い映画作れんじゃんね、と改めて。
がしかし!以前からずっっと言ってるけど、私、新撰組に1ミリの興味もなくて、ぼんやりとした筋書きすら知らないんですよ。だから今回も完全に理解できてるかって言われたらかなり微妙なんですけど、さすがにいくらなんでも日本人新撰組好き過ぎじゃね?アベンジャーズばりのスーパーコンテンツか。