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8.20

『ホットギミック ガールミーツボーイ』

これも見たのは30代のときだったので既に記憶は曖昧なんだけど、夏バテ真っ最中なので許して、山戸結希監督『ホットギミック ガールミーツボーイ』。伝説的少女コミックと言われる原作漫画は読んだことなし。
なんとも不思議な団地(?)を舞台に、なんとも不思議な女子高生と男子高校生があーだこーだ言葉を交わし合う姿をなんとも不思議な音や編集で飛ばしてくれるのは相変わらずでも、今回はもはや登場人物たちが美男美女(とセリフでは言われている)なのかの判別もつかなくなるついていけなさ、冗談としか思えない演出を本気なんだかふざけてんだか戸惑っている間に突然の反町隆で見ている側はますます混乱の渦に。
さすがにこの映画を見てキュンキュンするほどわたしゃ女の子でもなかったけれど、妊娠とかクスリとかやばいネタをぶっこみつつ、最終的に若いガールとボーイたちが自分は自分のものなんだと確信を得られる、その姿は美しくていいなと思った。が、個人的なワガママを言えば、もっと意味不明のまんま終わってくれたらもっと興奮したかも(これ以上やったら商業映画として成立しなくなるだろうけど…)。