9.08
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
スクリーンでキラキラ輝く現役2大スターを眺めながら「アダム(ドライバー)なんて騒いでた私はまだまだ甘ちゃんだったのかも…」とさえ思ってしまった、クエンティン・タランティーノ監督最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。めちゃんこ面白かった。タランティーノ作品の中で一番好きかも。
この作品の面白さは、ハリウッドの歴史とか西部劇のトリビアとかチャールズ・マンソンとシャロン・テート事件の詳細とか、言い出したらあれもこれもとキリがないんだろうけど、とりあえず私は、ブラッド・ピッドのカッコよさで推していきたい。マジで161分全編上半身裸でよかったんじゃないか。
もちろんレオ様も、持ち前の幼児性を残した男前と情けなさの絶妙なバランスがとてもよく、ひとりでブチ切れてるシーンと火炎放射器なんかは笑わずにはいられなかったんだけど、やっぱり今回はブラピ。めっちゃかっこつけてる役なわけでもないのに、若い頃よりかっこいいんじゃないかしら。
車を運転するだけで、未成年の女は相手にしないだけで、トレーラーハウスに住んでるだけで、そりゃワンちゃんも素直に言うこときいてしまうのも納得のスターっぷりなのでありました。具体的情報がゼロでごめん。
あ、シャロン演じるマーゴット・ロビーもめっちゃキュートで、だからこそラストシーンはかなり切なくなった(これには原題の『…』が欲しかったよね)。