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9.25

『TOURISM』

東京で見逃してたので九条で、宮崎大祐監督『TOURISM』を見てきた。
大和市にシェアハウスしている若い男女のニーナとスーとケンジ。ある日ペア旅行券を当てたニーナはスーとふたりシンガポールを訪れるも、異国の地でも日本とあまり変わらないショッピングモール、スマホを頼りにする生活、そんな中ニーナは携帯を失くしスーとはぐれてしまうが…、という物語が、フィクションなのかドキュメンタリーなのか演出なのか即興なのか日本なのかシンガポールなのか人間なのか幽霊なのか。
オシャレな若者、観光、現代的な音楽に加え、社会の格差、戦争の影……、それらのひとつひとつにはなんの文句もないんだけれど、主役である若い女の子ふたり組があまりにもアホな設定過ぎないかこの娘たちは街をふらふらしてるだけで彼女たちは自分で何かに気づくわけじゃないってさすがに「若い女」を小馬鹿にしつつも彼女たちにあらゆるものを託し過ぎで、 えーもしかしておっさんたちはそれ眺めてるだけでなんかやった気になってんの?とちょっとびっくりしました。ヘンテコなダンスや音楽はいいなと思ったんだけどね。