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10.13

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』

これは爆音仕様ではなかったけれど丸ピカのどでかいスクリーンで見られてよかった、セルジオ・レオーネ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』(68年)。ちなみに『ウエスタン』は未見。
実は今まで西部劇、特にマカロニウエスタンって映画館でがっつり見る機会がほとんどなくて、なんとなくぼんやりとしたイメージしか持てなかったので、オープニングの数分には、「おお、こんな感じで最後まで行くのか… ?!」とちょっと動揺したのは事実だし、それ以降も登場する俳優がみんな似た感じに薄汚れたおっさんなのでしばらく誰が敵で味方なのか区別がつかなかったのも事実なんですが、クラウディア・カルディナーレ様の気高い未亡人の登場と、ブロンソンの何とも言えないハーモニカのメロディと西部の開拓とガンマンたちを見てたら、なるほどこれが西部の劇なのか…とちょっとだけわかったような気がして、最終的にはセクハラについ感動してしまうような、なんとも壮大な映画でございました。しかしブロンソンのトラウマはえげつな過ぎてちょっと引きました。