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10.17

『宮本から君へ』

伝説らしい原作漫画も話題だったらしいTVドラマもチラっとも見たことないんですけど、真利子哲也監督『宮本から君へ』を見てみた。
主人公らしい宮本って若者がとりあえずバカだけど真っ直ぐで憎めない男子で、その彼を池松壮亮が全身全霊をかけて熱演に次ぐ熱演で表現するんだけど、個人的にはこういうキャラクターになんの面白みも感じないけど、でもエレカシとか竹原ピストルとかが人気の世の中では受けるんだろうなってことくらいはわかるし、もしこの脚本を下手くそな監督が撮ってたらきっと目も当てられない惨事になっていただろう世界をさすがと思える演出やアクションシーンは素直に面白く見た。が、この蒼井優は、いくらなんでも100%蒼井優過ぎて、めちゃくちゃ頑張ってるのは伝わるだけに、もはや笑っていいのかよくわからなかった。本人がすでにセルフパロディの域なのかも知れないけど、そろそろこういう役(性欲強めの守ってあげたい系メンヘラ)から解放してあげてほしい。あと、この勢いならどうせなら最後の金玉潰しは靖子にやってほしかったかな。あと、現実で自分も含めタバコ咥えながら喋る人って見たことないねんけど、どうなの。
上映後、隣の若いカップル(20代前半くらい)の男の子が彼女に「俺は感動したけど女性はこういう表現キツいよね。大丈夫だった?」と話しかけてて、それが本日一番のハイライトだった。令和〜!