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11.11

『IT/イット THE END ”それ” が見えたら、終わり。』

原作小説は読んだことないけど90年版の映画は子どもの頃見てたので(それ以降ピエロ恐怖症)後半のノリはだいたいわかってたけど17年版の前編が好きだったので、アンディ・ムスキエティ監督『IT イット/THE END”それ”が見えたら、終わり。』を張り切って公開初日に見てみた。
冒頭いきなりのゲイ暴行シーンに「最初からえらい飛ばすな」と感心したものの(まさかあれがグザヴィエ・ドランとは気づかなかった!)、そのあとの169分はさすがに長いか。ペニーワイズの大暴れにはさすがに途中で飽きたけど、前作でマジでワル過ぎて引いたいじめっ子が精神病院で生きてたって展開はワクワクしたのに、かなりあっさり片付けられてしまってがっかり。
でも最近多過ぎる、最終的にはトラウマとの戦いという展開の割にはそのトラウマの描写が結構あっさりしてて、そこには好感を持った。そして最後にペニーワイズを倒す手段がアホらし過ぎて爆笑した。
しかしあんなに可愛かった子どもたちがすっかり微妙な感じの大人になってしまった残念感はまあ仕方ないとして(元々マカヴォイが苦手)、デリー地区出身の子どもたちみんな成功し過ぎじゃね?ひとりくらいろくでなしがいてもよかったかと。