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12.06

『象は静かに座っている』

話題になってたのは去年だった気がするが、いまさらようやくフー・ボー監督『象は静かに座っている』を頑張った。gojoは4時間寝落ちせずに頑張った。
中国の小さな田舎町で、それぞれの事情を抱えながら、遠く離れた街にいるという座りっぱなしの象の姿を希望に、孤独に生きる老若男女4人の一日の姿。
4時間あるうちの結構序盤に、どうやら主人公のひとり(EXILEのどれかに似てる)が友人の妻と逢引き中その旦那に見つかるという展開で、事実を知った旦那があっさり部屋の窓から飛び降りるという流れに「はあ!?こういうの無理!」と思ってしまって以降、なかなかキツかったけど、2時間を超えたあたりから、この、生殺しみたいな映像と日常(貧しいんだろうけどワン・ビンの映画みたく極端ではない貧困、不幸なんだろうけど逃げ切れそうな事情)、すべての中途半端感がなんだかクセになってきて(それが狙いではないと思うけど…)、まあまあ退屈せずには見れた、と思ったけど、監督がこんな作品を撮ったあとに若くして自死してるって事実を考えると、なかなか重いものもあって、微妙ですね。
関係ないけど、確かに長尺やけど、同じ列で見てた女性、「そんなに集中力切れたなら一回出れば!?」と言いたくなるほど寝たり起きたりもぞもぞしたり携帯見たりで、なんで通常より高い料金払ってこれ見ようと思ってんやろう…とかなり謎でした。