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12.12

『悲しみは空の彼方に』

前にこれを見たのは確か学生のときってことは20年くらい前か…と遠い目になりつつ、早稲田松竹さんにてレイトショー上映中のダグラス・サーク監督『悲しみは空の彼方に』(59年)を改めて見て、「こんなもんハタチそこそこのガキにわかるわけねーわな!」とギャン泣きしたのでした(『模倣の人生』(34年)ってやつは未見)。
だいたいは覚えてたけど、そのすべての完璧さはもちろん、いまでは登場する女性たち全員の気持ちがちょっとずつわかって、切ない辛いもどかしいの三重苦。母親は当然、スージーもサラジェーンも辛いよね……。口パクの「ママ」には劇場内にもすすり泣きが響いておりました。
いろいろ、いろいろ感じたことはあるけれど、とりあえずgojoもこれからは善行を積んで生きようと思ったのでした。南無。