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7.11

『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』

前回の日記から今日まで大阪で何をやってたのか、私自身もほとんど記憶にないため、訊かないで下さい。
そしてこの映画を見たのもいつだったのかあんまり覚えてないんですけど、コロナ禍になって、落ち着いて、久しぶりに行った映画館で、たいそう面白くて感激したことは思い出せる、グレタ・ガーウィグ監督『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』。諸々忘れないうちのメモ。正直監督の前作『レディ・バード』にはそこまで乗れなかったのであんまり期待してなかったんですけど、これは素直にすごいと思った。スピルバーグおじさんが相談にのったのも納得。
不勉強な私は原作「若草物語」をまともに読んだことがなく、今回の映画がグレタの手によってどのようにアップデートされてるかすらわからないんだけど、ここまでごちゃごちゃした時系列とわちゃわちゃした人物たちの物語を超豪華キャストでさらっと見せるだけでも十分に超有能な映画監督ってことは伝わったし、女性が撮った女性の物語としても胸に響くものがあったし、シャラメかルイかは誰だって選ぶの無理だろうし。衣装の素晴らしさは言うまでもなく。あと、ラストの製本シーンも良いよね。
ただ、近々に姉妹を病で亡くした多姉妹の者としてはなかなかキツい映画でもあった。多姉妹映画あるある、末っ子死にがち。