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9.26

『mid90s』

そう、スケボー映画が大好きなので、続いてジョナ・ヒル監督『ミッドナインティーズ』を見た。
これはこれですっごくよく出来てて、さすがはA24と感心しまくる映画だったんだけど、『行き止まりの〜』の余韻が残る状態で見ると、ここで描かれる90年代のキッズたちってキッズ(且つボーイズ)であることを許された幸せな子どもたちだったんだな…とか思ってしまった。
ビンビンに決まったイケてる音楽(ミュージックシーン全般に疎い私にはとんどわからんけど…)、ハズレなのない洗練された演出、一見お気楽に見える悪ガキたちの苦い日常、相変わらず立ち入り禁止はガン無視マインドに共感しつつ、映画自体がもうちょっとそういうマインドであってほしかったかも。ファックシットって名前は気に入った。
がしかし!あんな子どもに酒やら女やらを覚えさせるのはけしからん(本人めっちゃニヤけてたけど)。私が親でも友だちんち乗り込んで大説教かますと思う。
この作品の登場人物たちが、『行き止まり〜』のボーイズや『スケート・キッチン』のガールズたちを見たらどう感じるのかしらん。