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1.24

『スパイの妻<劇場版>』

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
結構な困難を乗り越え、なんとか昨年12月中には退院し、ゆっくりと日常生活への復帰を目標にリハビリ、やっとだいぶ動けるようになった頃には2回目の緊急事態宣言で、無能な総理と知事のせいで結果入院中とあんまり変わらない生活を過ごしております。つらみ。
がしかしそんな中、多分主治医にバレたら本気で怒られる映画館という密的場所に、しかも午前11時の回という私にしては奇跡的に早い時間に足を運んで2021年に鑑賞したのは黒沢清監督『スパイの妻』。ロングラン上映ありがとうパークスシネマさん。おばさま客多数でまあまあ埋まってた。
作品の詳細は監督のベネチア受賞時&昨年10月の公開時に散々聞かされただろうから省略、もちろん少なからず私も耳には入ってたけど、でもそれでもやっぱり大いに感動致しました。こんな戦争映画が見られて嬉しかった。どこがどう8Kなのかはさっぱりわからなかったけれども、なんかそれは私のせいじゃない気がする。
蒼井優が大人になってからこんなに自分の意思で行動する女性を演じるのを、初めて見た気がする。脱メンヘラ女優おめでとうと拍手したくなった。あとこんなにも愛の存在を信じるお話ってところにも驚いたがしかし、自分の意思を信じて最後まで愛を貫き通すと世間からメンヘラ扱いされるという辛すぎる話でもあった。つらぽよ。