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4.26

『パーム・スプリングス』

パークスシネマさんは気前よくデカいスクリーンで上映してくれてたけど客が4人で悲し過ぎた、マックス・バーバコウ監督『パーム・スプリングス』は、この暗雲たる日常の中に久しぶりに胸キュンをくれる超可愛い映画なのでだいぶオススメ。90分でサクッと面白いのも良き。
いわゆるタイムループにハマり込んだ男女のドタバタラブコメ、とにかく主演のふたりがめちゃくちゃキュート。ループ男のアンディ・サムバーグは、過去の出演作が『俺たちポップ・スター』『ブリグズビー・ベア』と、典型的なアメリカの同世代天才。こういう人(『 LEGO®︎』の監督とかさ)ほんまに好き。ビジュアルもループしてきた異次元のアダム・ドライバーみたいで笑顔が素敵。
美術や音楽の趣味も抜群、コンプライアンス的なことももちろん完璧に問題なしなのは当然なことは前提として、大変面白かったのは、タイムループという問題を解決する手段が「科学」であり、しかもそれは女の子が必死に勉強して得た知識によるもの(そのあいだ男はただただウジウジしてる…)という展開。もやもやっと始まった異世界(恋愛)がもやもやっと終わるのではなく、こんな具体的に終着するの、あんまり見たことないかも。新しいラブコメの一端を見た気がする。よかよか。