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7.02

『クルエラ』

「101匹わんちゃん」の物語もロクに知らないのですが、クレイグ・ガレスピー監督『クルエラ』は楽しく見れました。
ダルメシアンの毛皮を狙う(毛皮のコートにしたいって目的は時代的にアウトなのかな)悪女クルエラが悪女になってしまうまでの彼女の生い立ちからの物語。イギリスはロンドンを舞台に、その土地柄を思う存分に楽しませてくれるパンクテイストのファッション、音楽、そして階級社会、でもあくまでディズニー映画らしい華々しさ、わかりやすさ、洗練の一歩手前感。ダークなキャラクターのダークな過去を描いているのに決してダークな作品にならないところがこの映画の良さなのでしょう。個人的には見ながら、「やっぱりティム・バートンって凄いんだなニャーニャー」とか思ったけれど、あのホームレス仲間くんたちや古着屋の店員くんとの関係や、わんこたちの活躍は微笑ましくて良かったし、ゲリラファッションショーもテンション上がった。エマ・ストーンの薄っぺら過ぎる肉体と怖いくらいに白い背中が最も不穏だった。高岡早紀はやっぱ男爵夫人かな。
しかしディズニーさんも過去数十年やってきたことの言い訳、大変でしょうけどがんばって下さい。