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9.10

『白頭山大噴火』

よくこんなトンデモな脚本でよくこんな豪華キャスト出てもらえたなと呆れたイ・ヘジュン&キム・ビョンソ監督『白頭山(ペクトゥサン)大噴火』だけど、話は滅茶苦茶でツッコミどころ満載でも、エンターテイメントとしての映画の要素を全部ぶち込み、且つ役者の芝居が良いと、楽しく見れる。素直に笑ったし泣いた。
映画開始1分後には白頭山(日本だと富士山みたいなもんかな?)が大噴火し、半島は北も南も大地震で超大変なことに。で、そっから何故か身重の妻が家で待ってる大尉(ハ・ジョンウ)率いる弱小部隊が北朝鮮に侵入して向こうの核をパクることになったり怪しげな工作員(イ・ビョンホン)に振り回されたり計画がアメリカにバレてガチ切れされたり最終的にはアルマゲドンみたいになってたり。そんなどフィクションの世界にも、すーっと自然災害と政治という問題、人間の見苦しいほどの身勝手さをぶち込んできて、はっとしたり。上手い。
『SEOBOK』見たときも思ったけど、韓国のVFXはもうハリウッドレベル!とか言うのも失礼なくらいすごいね。建物が壊れたり大きな橋が崩壊するのも全然ちゃちくなくて迫力満点よ。
あとまあ、やっぱり、久しぶりに見たイ・ビョンホン様51歳なの?!イケおじ過ぎない!?ってのは、みんな思うよね。