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9.26

『マルジェラが語る”マルタン・マルジェラ”』

買い物addictではあるけれどファッションそのものに熱い関心があるわけでもない私にとってマルジェラはかっこいいけれど着こなしにくいブランドという印象で、靴は持ってるけど(あとエルメスの時計か)服はちょっとね…って感じでしょうか。でもその顔出しNGのデザイナー本人と時代の流行とは一線を画す作品から香る近寄りがたいほどのカリスマ性は常に憧れではあったので、ライナー・ホルツェマー監督『マルジェラが語る”マルタン・マルジェンラ”』を見に行った。いかにも服飾系の学生さんって感じのお洒落な若者でほぼ満席。
でもどうせこのタイトルは日本が勝手につけたもので実際は違うんでしょ…と思っていたが、想像以上にマジでマルジェラ本人が語っていて、びびった。意外と普通のおじさんなのかなあ。
デザイナーの幼少期から90年代の鮮烈なパリコレデビュー、引退までのコレクションの数々。顔を布で隠したスーパーモデルたちがランウェイ(?)を歩く様子は今見ても十分衝撃。そこで語られる言葉はもはや哲学的過ぎて、これは何のドキュメンタリーなんだ状態。大変刺激的で、マルジェラマニアじゃなくても十分興奮できました。
DIESELに買収されたと聞いたときには意外過ぎて「??」って感じだったけど、やっぱりその辺りで去ることを考えていたのね。でもこのラストを見るとなんらかの形でのデザイナー復活を希望しちゃうわね。
かつてマルジェラのショーに出ていたモデルたちが、デザイナー本人(マルジェラ)がファッションモデルを人間扱いする紳士であったことを良い思い出として語っていたのが印象的であった。