10.12
『シャン・チー』
ここ一週間は大阪に戻って病院行ったりUSJ行ったりかに道楽行ったりとバタバタしまくってて、デスティン・ダニエル・クレットン監督『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を見たのもだいぶ前の東京でのことなので既に記憶は薄まりつつあるものの、一応メモだけ。この監督の過去作は結構見てて、嫌いじゃなかったけど、まさかマーベル映画を撮るとは全然イメージが繋がらなかった。しかしさすが「これはアメリカで大ウケするわ!」と納得の面白さではありました。
原作漫画があるのか、「シャン・チー」というキャラクターがマーベルコミックに登場するのか、その辺もあんまりよくわかってないんだけど、基本的に中国人が主演の父と息子の物語ね。ざっくり過ぎてごめん。
とにかく、ショーンの友だち役のオークワフィナが最高過ぎた。ヒーロー映画におけるなんの特殊能力もないただの一般人の扱いとしても素晴らしかったし、男女を問わない友情としても良かったんじゃないでしょうか。
しかしそんなことより、お久しぶりな気がする父親役のトニー・レオン様がカッコ良すぎてヤバかったね。役柄としてはスーパー馬鹿な悪党で、ちょっとショックやったけど、あの歳でなお上目遣いがキメ顔になるって、凄くないか?凄い。
それに対して、(あの両親からの)主人公のシム・リウ君がちょっともっさりし過ぎなのでは…と思わなくもなかったが、まあ最終的にキャラクターに合ってたから良しとする。
と概ね満足なのだが、ひとつだけ、この物語の中で男子継承ってのが何の疑いもなく扱われている(妹へのフォローも微妙にあったとは言え)のは、やっぱりアジアのイメージなのかしら。これアメリカ人の物語だと結構アウトだと思うんだけど。