10.23
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
ダニエル・クレイグさんはほんまにええ人っぽくて嫌いじゃなねんけど、この人の007はやたら重くて深刻なノリがあんまり好みではない。がしかし一応今まで見てきてるしこれが最後だと言うし公開延期し過ぎで可哀想やしで、キャリー・ジョージ・フクナガ監督『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(もうちょっと情報載せてくれてもよくない?!)を。164分長げーよ!と思ったけど、長さはさほど苦痛には感じなかった。
こんなに世界中どこであっても行く先々で命狙われてたらそりゃ最後にもしたくなるよね…と同情してしまうほど行く先々で命狙われてた164分。スパイって大変ね。
後輩の生意気な黒人女性の存在やセクシーが売りの露骨なボンドガールの不在など、頑張ってアップデートしてる感は伝わったけれど、ダニエルボンドの、真面目な顔してエロいことするときの馬鹿馬鹿しさは結構好きだったので、爆イケなアナ・デ・アルマスちゃんとの場面ではもう一押し!と思ってしまった。しかしあんなドレスある?!それに対してレア・セドゥちゃんはあちこちでスパイ映画に出られると混乱するので控えてほしい。ベン・ウィショーくんは相変わらず可愛くて、もういっそパディントンでいいんじゃないか。
最後、ラスボスの存在感というか圧倒的な悪感がイマイチ物足りず、こいつが黒幕ってことくらい最初からみんなわかってるのにな…とか結局ペラペラ喋ってるだけでなんだかなあとは思ったがしかし、これは一応ボンドのアレがコレってことで仕方ないのよね(三時間近く頑張ったのにネタバレするのなんか悔しいから言わない)。
で、無事ジェームズ・ボンドが終わったのだから、そろそタトゥー姉さんの続編が見たいかな…。