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2.03

『ハウス・オブ・グッチ』

リドリー・スコットの映画のために159分も使いたくないVS 159分間アダム・ドライバーを眺めていたい、という戦いはついにアダムが勝利し、ようやくリドリー・スコット監督『ハウス・オブ・グッチ』を。
そして期待にたがわず、女慣れしてない童貞感漂うアダム、不満げにむっとした表情のアダム、嬉しそうにうにっと笑うアダム、と久しぶりに堪能させて頂いたのですが、映画自体は159分が耐えられない!ってほどではないが、相変わらず「どうでもいいことちんたら撮りやがって…」と不満が募った。
なんか、GUCCIの話のわりには全然ゴージャスじゃないし(ファッションショーのシーンとかしょぼ過ぎないか)、「グッチ一家!」ってタイトルのわりにはグッチ家っつーより嫁のガガ様がひとりでおかしなことばっかりしてるキチガイ女でしたみたいな話で、なんだかなあ。GUCCIが一度没落したのには他に幾つも理由があるはずなのに、狂った嫁ひとりのせいみたいになってて、「いやあ一族が堕ちるのってそんな単純なことじゃないんだよ…」とアドバイスしてあげたくなった。リドリーも韓国ドラマ見るといいんじゃないかな。
ところで、確かにこのガガ様はなんか私に似ている。顔の濃さとか声のハスキーさとか全体的な肉付きと背の小ささか超喫煙者なとことかTPO一切無視で所構わずド派手なとことかうるさいところが。御曹司のアダム何処。