『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』
一応シリーズ全作品見てる(しかも映画館で)者としてはその終焉を見届ける義務があるという使命感に駆られ、コリン・トレボロウ監督『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』。中学生の頃南街会館で『ジュラシック・パーク』を見たのは30年前か、今ではTOHOシネマになったその劇場で最新作を見る時の流れに身をまかせ。
最終作ということで第一作目のキャストも勢揃い、彼らも30年分歳をとったのか〜と思ってたけど、ローラ・ダンとサム・ニールが久しぶりに再会したシーン、ふたりのあまりのムンムンな現役感このままやるんちゃうかってくらいの男と女な雰囲気にめっちゃ笑った。見習いたいものです。
そんなことより。前作で世界に飛び出していったダイナソーたち、その後どうなったのかなと思ってたけど、今作では普通の世界のあちこちに恐竜が住み着いて人間たちが困っていた。それを利用して悪いことを企む奴ら、果敢に敵地に乗り込むクリス・プラットやブライス・ダラス・ハワード、あちこち恐竜だらけ、さあ大変。
草原を走る恐竜と縄を振り回し追うカウボーイたち、とか、M:I シリーズでトムさまがやってそうなヨーロッパの入り組んだ街中の激しいカーチェイスをバイクと恐竜でやってみせる、とか、確かにこれは生まれて初めて見るなと感心するシーンがあり、監督はこれがやりたかったのかな。
終盤の肉食恐竜大パニック、パニックに次ぐパニックはさすがにしつこかったけど、まあ最後の大サービス感なので許そう。それを乗り越え最終的に世界に放たれた恐竜たちにどう落とし前をつけるのかなまさか皆殺しとかはないよなと見ていたらば、まさかの共存であった。うむ。ネタバレごめん。
前作で可愛かった子恐竜のブルーちゃん、あんまり成長してなかったけど、そういう設定やっけ?
あと、恐竜はどんなデカくても怖くても全然見れんねんけど、遺伝子操作でイナゴをデカくするとか、マジやめてほしい…。全シリーズ通して巨大イナゴの群れが一番怖かったです。