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4.15

『ノック 終末の訪問者』

早速無駄に切り返しまくる帝国主義の映画を見てしまったイオセリアーニさまごめんなさい、M・ナイト・シャマラン監督『ノック 終末の訪問者』なんですけど、ちょっと質問、これって私が知らないだけで公式の裏設定みたいなのが存在してたりします…?
山小屋で平和にバカンスを過ごすゲイカップルとアジア人の養女の元に突然訪れた4人の男女、そいつらがいきなり世界の終わりを止めるために無茶難題を訴えるわけだけれども、こんなトロッコ問題みたいな選択、すんなり受け入れるわけないし、でも映画中ずっとそれしか問題にしてないし、いくらなんでも単純過ぎないか。ほんでお願いしにきたわりにはやること死ぬほど暴力的過ぎて、「こんな様子で突然の訪問者を信じる奴、この世におらんやろ」と笑えたけど、でもそれしかせえへんし…。まあそれがシャマランなんだと言われればそうかと納得するしかないんだけど。本人楽しそうに唐揚げ食べてたからいいのか。
ちょっとだけ面白いなと思ったのは、この山小屋の7人は全員マイノリティ(ゲイ、黒人、アジア人、女性、前科あり白人)、マジョリティのいない世界で「世界の終わり」の話をしていて、「この世界はマイノリティにとって自己犠牲を払ってでも救うべきものなのか」ってことを言いたいのかなと考えたけど、多分違う。
と全然納得してないのに多分また新作がくると見にいってしまうやつ、シャマラン…。