5.04
『AIR エア』
だーいぶ出遅れたけど、ベン・アフレック監督『AIR エア』を見に行ったらほぼ満席でびっくり。
このマット・デイモンは良いマット・デイモン(左目がちょっと心配やけど、あれは役作りの一環なのか?)、中年太りしたややオタク気質のアメリカ人役が素晴らしかった。
映画全体も、このベン・アフレックは良いベン・アフレック(役者としては実際の社長に寄せたんだろうけど、あの髪型は全然似合ってなくてどうかと思ったけど)、過去の監督作に漂っていた「さりげなく傑作作ってやるぜ」みたいな変な色気がなくなり、地味だけど感動できる普通に良い映画になっていて感心。観客は100%結末を知っているのに、それでも最後まで退屈しなかった。
マットがジョーダンを口説き落とす際の感動のスピーチ、話してる内容と実際にこれから彼の身に起こるニュース記事が重なるシーンでは、バスケにとんと無知な私は「え!パパ殺されるの!?」と普通にショックで、あの演出は大変良かったように思う。しかし、ジョーダンはなんであんなにナイキが嫌いだったんだ…?
ナイキのスニーカーって担当者が2.3日で考えて作るものなのか、という衝撃。
ソニーさん、今日本の半グレや人気キャバ嬢の間でジョーダンが流行りの趣味(投資?)になってると知ったら悲しむだろうな。私もナイキティファニー欲しいな。