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7.14

『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』

前作見てるけど内容ほとんど覚えてないけどまあ一応続きも見とくかと消極的にホアキン・ドス・サントス&ケンプ・パワーズ&ジャスティン・K・トンプソン監督『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』を体験したらば、そんな姿勢だった自分を猛反省。これはマジで激ヤバ、あまりにも凄い、そりゃ監督3人要るわ。やっぱアメリカさんには叶わない。ただただ圧倒されました。
私が今世界で一番天才だと思っているのはもちろんフィル・ロード&クリストファー・ミラー、そう、『LEGO®️ムービー』の監督。今作は彼らが製作脚本で、3人の監督に任せたらしいんだけど、天才が天才を集めて本気出したらこんなものが出来上がるのか(もちろん潤沢な資金が用意できて)とめちゃくちゃ感動した。だって今回の敵は人間の「穴」なんよ。概念難し過ぎて未だに正確に理解できてないけど、コナンの興行成績頼みのこの国には贅沢過ぎた映画かもです。
3Dアニメやアメコミ風イラスト、グラフィティー風アニメがめまぐるしく展開、メタバースを疾走するスパーダーマンとスパイダーウーマンの躍動感。映像の斬新さとセンス丸出しの世界は当たり前に、「メタバース」が『エブエブ』みたいなテキトーな扱いではなく、登場人物が既に「メタバース」を生きていることの説得力がちゃんとある(だからラストは大変なことに…!)。そんな中にさらっと映るNYの風景に馴染む車イスバスケに興じる若者たち。メタバースのスパイダーマンたちは超多様。
全体の内容としてはメタバースの世界ごとに物語があるから上手いこと説明できず。内容もちゃんとすごい面白いよ、とりあえず見てみて。最終章も絶対見に行く。