BLOG

11.09

『ドミノ』

予告を見た時点では「ノーランのまがいものかな?」くらいに思ってた、ロバート・ロドリゲス監督『ドミノ』(原題は『催眠術』)。でも見てみたら全然違った、ノーランより全然良い!なぜなら短い(94分)!映画開始後数分で爆破が起こり、そっからサクサク進んでくれるの超最高(実際はロックダウンを何回も挟んだため撮影素材がなかっただけらしいが…)。謎の男、ライターの炎、催眠術、となると黒沢清監督『CURE』を思い出しかけたけど、それとも全然違った。面白かったです。
前半はベン・アフレック演じる刑事が誘拐された愛娘を探して怪しげな男や占い師に翻弄され、中盤のどんでん返し以降はもう誰が誰をいつどうやって催眠術だかハッキングだかを仕掛けてるのかまったくわからず、え私たち12回目のこれ見てたん!?とすっかり自分も罠にハマって。あんなショボいパーキングみたいな場所の安っぽい舞台装置に騙されて。エキストラも大変よね、手当てあげてほしい。
ラストいきなり現れる里親夫婦がおもろ過ぎた。ベン・アフレックが良い父親役演じてるの久しぶりに見た気がする(でも娘のミニーちゃんは写真の時点で「白人夫婦の子どもじゃないやろ」とは思ってた)。私もあれくらい他人操れる能力ほしい。