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12.01

『マーベルズ』

Disney +でやってるMCU系のドラマをまったく見てないので、正直今作を見てても知らないキャラクターとか意味がわからない過去とかがばんばん出てきたけど、そういう詳細を全部スルーしてても十分に面白かった、ニア・ダコスタ監督『マーベルズ』
ブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルが超かっこいいのは勿論、彼女に憧れるマーベルオタクの女子高校生カマラちゃん(インド系)が祖母から受け継いだブレスレットに導かれ、自分にもパワーがあり、マーベルズの一員になれるとわかった瞬間、本当に嬉しそうに大喜びする姿に、そう言えば今まで映画の中で女の子が「なりたいものになれた」と夢が叶って喜ぶ姿なんてほとんど見たことないなと気付き、その笑顔にちょっと泣きそうになってしまった。宇宙船でキャッキャと楽しそうなシーンも素敵。家族も良い。
メインのヒーロー3人は全員女性で敵も女性と徹底してて、すごくいいなと思ったのは、彼女たちは自分が相手のことをどう思っているか、その気持ちを言葉にして相手に伝えるところ。男性ってそういうの(友だちに気持ちを伝えるの)苦手って言うじゃないですか。だからこれはとても新しい形のヒーロー映画だなと感心感動。がしかし、某ニュジおじさんとかが嬉々として本作の興行的失敗をわざわざ記事にしてるのを見かけたりすると、自分たちが理解できないもの(女性の感覚)はやっぱり世間でも受けないという、ミソジニー丸出し感覚をいまだにほざいてるってのがだいぶキツい(スティーヴン・キングの真っ当さよ…)。男の人も今までの、スーパーヒーローとどデカい敵が戦って色々破壊したけど勝利!的な世界から、この映画みたいな感覚に慣れないと、すぐに痛い映画おじさんになってしまうから気をつけて。
数少ない男性の登場人物は我らがパク・ソジュンさま、初のハリウッドで勝手に緊張してたけど、宇宙一強い女の夫役なんて、さすが過ぎます。別れの挨拶シーンくらいあってもよかったんじゃないかと思うけど、まあよし。
そして大活躍のにゃんこたち。怖いけど可愛い。猫が具体的に「役に立つ」って映画も珍しいか。
敵のダー・ベンがまさにイスラエルで、緑星人みたいなの(名前忘れた…)がモロにパレスチナなのは、時期的に偶然なのだろうか。