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3.08

『マダム・ウェブ』

公開前から楽しみにしてたのに、気付いたらまともな時間の上映は吹替のみになっていたS・J・クラークソン監督『マダム・ウェブ』。コミックのマダム・ウェブさんはまったく知らんけど、ダコタ・ジョンソンちゃんが『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15年)のときから大好きなので。クリスとの結婚おめでとう。がしかし、吹き替えるのは絶っっ対大島優子ではない。
NYで救命士として働くキャシーは大事故にあったことをきっかけに予知能力を身につける。結婚や家族に興味のなかった彼女が、偶然出会った3人の少女を自分の能力によって謎の男から守ることで、だんだんと責任感(母性)に目覚め、それぞれの事情で家のない少女たちの親代わりになっていく様子は今までのマーベルものにはなかった面白さで(男でも母性を持つことは可能だけれど!)とても良かった。3人の少女の、ティーンらしい騒がしさも可愛くて良。
鑑賞後、ダコタちゃんの「二度とこんな映画はやりたくない」というインタビューを読んだところ、出演依頼がきたときの脚本と、その後外部からの要請や直しが入った撮影台本の違いにうんざりしたと話していたけれど、個人的にはそこまで酷い映画とは感じなかったわよ。これミステリーなのか?って疑問と、ちょっと敵が弱過ぎるのではとは思ったけど、少女たちを守りながらのバトルシーンも退屈せず見れた。ラストの変なコスプレ何!?と思ったら、あれがマダム・ウェブの本来のスタイルなのね…。可能なら是非続編が見たいです。
そして、久しぶりに見たエマ・ロバーツも可愛いなと思ったら、あれがメイおばさんなのね!で、このベンおじさんも悪くないと思う!あれ、じゃあ蜘蛛はどこでなぜ繋がるの?全然わからん。次作までに誰か教えて。