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4.09

『ブリックレイヤー』

たまにはB級映画でも見るべとレニー・ハーリン監督『ブリックレイヤー』を見るも、これがB級っていうか、B級感ならではの面白さに欠けるただの退屈なアクション映画でだいぶがっかり。
レンガ職人として静かに暮らしていた元CIAエージェントのヴィクターは自分殺したはずの元同僚が起こしてるらしい事件の捜査協力を要請され、あれよあれよと巻き込まれ…的なストーリーなんだけど、そこに何のひねりもなく一直線に話が進んで、緊張感が皆無よ。
アクションシーンも、主人公が強過ぎて、次々と現れる屈強な敵たちをただ殴り倒していくだけやし(アシスタントの女の子をもっとうまく使うとか、何かしら予想外のことが起こってほしい)、何より唯一「レンガ職人=ブリックレイヤー」を活かせるはずの、敵の自宅のレンガに気づくシーン、レンガ大して意味なさ過ぎてずっこけた。ただ敵がレンガに気づかないだけって!
ただ、探していた犯人とカーチェイスの末相手の車が落下、しかし犯人の姿が見当たらない!→犯人、事故現場から直で駆けつけたのか血まみれの姿でマスコミのカメラマンに紛れてカメラを構えてる、ってシーンは「さすがに隣の人こいつヤバいって気づくやろ!」と爆笑できたからいいんですけど。
久しぶりにクレジット見て、「こんな映画にこんな大勢の人が関わってるのか、映画作りってほんまに大変なんだな…」とか思ってしまいましたとさ。