11.04
『シビル・ウォー』
見たのはアメリカ大統領選のだいぶ前、アレックス・ガーランド監督『シビル・ウォー アメリカ最後の日』。
舞台は近未来、分断されたアメリカの内戦、戦場と化したアメリカ本土、激しい武力衝突の最前線を取材するジャーナリストが主人公。こういう映画を作るってことは監督さんは分断に反対してる方なんだろう(賛成やったらヤバい奴やし)、残念な選挙結果ですね、同情します…。
若い頃から大好きなキルスティン・ダンストが化粧っ気のない顔でいかにも頑固だけど仕事ができる大人の女性になっていて感無量。こういう女性が主演になれるアメリカ映画が羨ましい。それに対する相方の男性ジャーナリストのバカキャラもよかった。ただ、こういう場所に仕事のできないガキが現れるという展開は個人的に好みではない。だからラストも嫌。
映画自体は、言うてもこんなことは現実には絶対起こらないだろうし、他の戦闘映画みたくTVゲームみたいやな…とか思いながら見た。途中現れる赤サングラスはさすがに怖かったけど、いくらなんでもアジア人たち不憫過ぎじゃないか。あとA24にしては音楽の趣味が微妙だったのが残念。
しかしこんな映画が作られて話題になってヒットまでしたのにトランプが大統領になるって、アメリカは難しい。