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12.24

平田雄雄己監督特集上映

そう、この日はポレポレ東中野さんで1日何本映画見れるかチャレンジの日で、ラストは「平田雄己監督特集上映<<Lost in Images>>」にて平田雄己監督『ピクニック』(23年)と『ロスト・イン・イメージズ』(24年)を鑑賞。この作品たちは東京藝術大学大学院映像研究学科映画専攻の実習作品と修了制作作品だそうで、監督御本人も99年生まれとかなりヤング。
『ピクニック』は20分の短編、美しい映像に端正な演出ながら、なかなか気持ち悪いことやってるなあとここ最近の若い監督さんの映画にはとチャレンジングな攻めの姿勢が好印象ではあったのだが、映画の中で交わされる人物たちの会話が雑過ぎるのが気になった。主人公と彼氏の娘との会話、私には主人公が子どもに興味ない人に見えた(内容的に多分違う)。
『ロスト・イン・イメージズ』は前作の穏やかさとは打って変わってハードボイルドテイスト。探偵が暗躍し映画監督が混乱し映画と現実が交錯する世界。これまた最近こういう映画作る若い人珍しいよなと感心はしたものの、後半につれ話がめちゃくちゃになっていくのは全然いいんだけど、さすがにめちゃくちゃ過ぎて何がなんやらで残念。「陰謀」のせいにするのって時代なのかなあ。映画として全然面白くない展開かと。
多分次回作が公開されたら一度は見に行くと思う、「未来の映画作家」やし。