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6.23

『レディ・バード』

グレタ・ガーヴィグ監督『レディ・バード』を見て、こういう、細部にまでめちゃくちゃこだわって完璧にかっこいいけれども最終的には泥臭いほど超ド直球な映画ってのがイマドキっぽいのかと一人で納得したりした。知らんけど。
02年のカリフォルニアはサクラメント、微妙な地方でくすぶる高校三年生女子の一年間。恋したり友だちとすれ違ったり母親と喧嘩したり。見ながら思い出すのはもちろん『スイート17モンスター』なんだけど、こういう、周りに良い大人しかいない青春映画をどういう風に見ていいのか戸惑うお年頃38歳。一般人のいざこざにイマイチ興味がもてないというか。なんだかんだ言いつつティモシー・シャラメくんとやれるなら最高やんと思ってしまうのはババアなんでしょうか。
お母さんとの関係もレディ・バードの行動も(その名前も含め)、今回もやっぱりアメリカのティーン精神年齢低過ぎないかと思ってしまったけど(成績表こっそり捨てるとかわたしゃ小学生のときやってたで)、ラストの運転するシーンはさすがにちょっと感動しましたとさ。
映画でよく見て気になってた教会で食べる白い薄いやつ、良かった。友だち役の女優どっかで見たことあるなーと思ってたらまさかのジョナ・ヒルの妹とは!顔似過ぎ!